かいしゃのツクリカタ。〜起業って大変日記

かいしゃのツクリカタ。

起業って大変日記 Part1

其の壱

2002.07.23

今までサラリーマンだったので、会社を作るなんて思いもよりませんでした。 普通、心で思ってはいても、いざとなると会社を作ろうなんて事にはならないですよね。 だいたい、自分のやりたいと思っていることが商売として成立するかどうかなんてやってみないと分からないし、なかなか先立つものも無いし。そんな先の分からないことの為にリスクを背負って会社を作るなんて馬鹿げていると言っても不思議ではないですよね。

実際、私にも相当の葛藤がありました。何しろ14年勤めて、それなりのキャリアと収入を既に持っている状態ですから(こう見えても、自分は意外といい仕事していたんですよ。はっきり言って辞めるには非常にもったいない仕事でした)。それらを全て失って、1からやり直すなんて、かなり不安がありました。幸い応援してくれる人も多く、何より家族の理解が得られたから動き出すことも出来ましたが、まあ普通はこの御時世に新たに商売するなんて正気の沙汰ではないですよね。

Kaisya

でも、店を経営するって結構面白そうな事だなという好奇心が、不安と恐怖に勝っちゃいました。普通じゃないな~と自分でも思いますが、そういう人生なんでしょうね。ここではそういう普通じゃない事に興味のある人の為に、キャリアを捨てて会社を始める事にした私がいろいろ書いてみたいと思います。とはいえ、決して会社を辞めることを勧めるためのものではありませんのでご安心ください。

まず、私は有限会社の設立に動きました。調べてみると、面倒ではありますが、自分で出来そうでしたので自分で始める事にしました。次回は会社を作るまでを書いてみたいと思います。

其の弐

2002.07.25

会社を作るにあたって、どの形態の会社にするかですが、比較的設立の簡単そうな有限会社にしました。比較といっても、株式会社とだけの比較ですが。他に合資会社・合名会社などもありますが、やっぱり有限会社から会社って感じがするじゃないですか(別に合資会社や合名会社をバカにするわけではないですが・・・)。

これを作るにはまず300万円がないと出来ませんが、出資者を募ったりして何とか300万円が出来ました。自分を含めて合計で11名の出資者です。でも、これはチョット特殊な事例みたいです。公証役場の人に、こんなに出資者が多い有限会社は初めてだみたいなことを言われました。普通は2~3人程度のようです。

調べていて分かったのですが、法律では「有限会社の社員」というと出資している人の事なんですね。ですから定款に出資者の名前と印鑑を押す欄があるのですが、必ず[社員○○]などと名前を書くようになっています。ちなみに、有限会社で働く人の事は「従業員」と言って区別しています。知ってました?僕はそんな事は常識だ!と言われたのですが、常識を知らないだけなのかなあ??

まずは、登記所に行って自分がやろうとしている会社の名前が既に登記されていないか確認する事から始まります。岡崎の登記所は羽根町の合同庁舎にあります。そこに行って岡崎市の会社の名前をチェックします。どうすればいいか質問したら窓口の人は親切に教えてくれました。岡崎市に自分のやろうとしている会社名と同じ、又は類似の商号があるとアウトなので慎重に調べます。念のため、会社名の前に愛知○○とか三河○○とかもあるかもしれませんので、そちらもチェックします。幸い私のやろうとしている会社と同じ名前はありませんでした。 それが確認できたら、次は定款の作成です。それは次回にまた書きます。

※今のところ私の会社は登記されていませんので社名を書きませんが、登記が完了したら公表します。

其の参

2002.07.27

定款の作成は、「会社の作り方」という本を参照して作りました。 基本的には特に問題ない限り丸写しでした。問題は会社の目的です。 一応、リーガルシューズですから、靴・服飾雑貨の販売はすぐに決まりました。 靴だけでなく、ベルトや傘・靴下なども売っていますので服飾雑貨は必須なのです(リーガルの靴下は知る人ぞ知る靴下です。リーガルシューズを含めて全国で200店程度しか販売取り扱いをしていないはずです。それにベルトも靴と同じ革を使って作っていたりします。実は結構隠れた逸品ぞろいなのです)。

又、リーガルのイメージを生かした日用雑貨品も販売する予定です(例えば靴べらや財布などの小物類等)。これも目的に入れました。さらに、将来的に自社の参入が考えられるジャンルをいくつか定款に記載しました。この辺りは慎重に決める必要があるようです。 将来何をやりたいかを良く考えて作る必要があります。でも定款の変更は何時でも出来るので、なんでもかんでも詰め込む必要は無いようです。

そして出資者を決めるのですが、通常は自分も含めて2~3人で出資をする人が多いようです。自分と親と妻とか。出資者全員から定款に印鑑を貰いますので、あまり多くなると印鑑を頂くのが大変です。私の場合は東京、札幌、新潟、静岡、大垣と各地に出資者が居ますので、スケジュール管理が大変でした。 出資者の皆さんには印鑑証明を1通いただきます。取締役就任予定者は2通です。 又、社員総会を開催します。これには出資総額の過半数の人の出席が条件です。 ここで取締役を決めます。本店所在地を定款で決めていない場合は、それもここでの決議事項になります。この社員総会の議事録にも出資者の全員の印鑑をもらいます。 定款は通常3通に印鑑をもらいます。1通あたり3箇所に押すので、はんこを押すだけでも一苦労です。 次は定款の提出を書きます。